人生・大逆転

今の私は、どこにでもいる普通の30歳OL。外資系の銀行に勤めていて、お給料はかなりいいです。JR難波駅から徒歩5分のタワーマンションで一人暮らしをしています。家賃20万ですが会社から半分負担してもらっています。こんな話をし始めるとけっこうまわりはドン引きですが、実はものすごく暗い過去を持つ女なのです。

小学生の頃から私の家族は母一人の母子家庭でした。保育園の頃はまだ父がいて、とても穏やかな母と3人で暮らしていました。父が突然いなくなったのは、小学生に上がる少し前の事です。私は母と2人だけの新しい家に住むようになりました。父のいない日々が始まる事になんのためらいもなく、父がいない事になんの疑問も抱かず母に何も問うことはありませんでした。

母は毎日朝も夜も働き、私もワガママ言わず、我慢していた方だと思います。高校生になった時、母はなぜか働くのを辞めました。この頃から学費が払えなくなってきました。

私は学校帰りにコンビニでバイトをする生活が始まりました。

始めは、初めてするアルバイトに楽しさやわくわくがありました。それも束の間です。生活費を稼ぐ事が、こんなにも大変だとは思いませんでした。毎日学校終わりにアルバイトをして、家に帰れば母は弱々しく、ごめんねごめんねと繰り返すばかり。母はご飯も作らず家にいるだけ。怒りさえもおぼえました。私はバイト先から賞味期限切れのおにぎりやお弁当を店長にことわってもらっていました(本当は禁止されているのですが)

なんとか高校を卒業できましたが大学への進学は諦めました。そして市内の家電メーカーで事務職で働きはじめました。社会人ですね。しかし、負けん気が人一番強いのかこの頃から勉強していろいろな資格を取り始めました。

高校の同級生たちはみな大学に進み、学生生活を謳歌している反面、私は社会人となって資格取得に燃えているのです。幸い定時きっかりに仕事を終える会社でしたので私はまず英語を身につけることに専念しました。

その結果1年でTOEICを900点オーバー取得できました。次に会計の勉強もはじめました。商業簿記から始まって最終的には公認会計士の資格も取ってしまいました。この頃同じ資格試験の勉強をしていた男性が今の会社の私の上司なのです。

私が高卒でがんばっていることを知ると、一度うちの入社試験を受けてみたらどうかと言われたのです。外資系で学歴よりも実力を重視する会社なのだそうです。その会社というのが有名大学を卒業してもなかなか入れない外資系銀行。

私はその方の推薦もあってなんと一発合格。給料も手取り17万円から一気に3倍にアップしました!人間あきらめずにコツコツがんばれば必ず神様は見てくれているんだと感じました。

やはりなにか目標を立てて日々がんばること、それが何よりも大切なんだと思います。